算数検定・数学検定は役に立つのか?

黒板で算数の問題を解く子ども 算数・数学

こんにちは!
東京でインターナショナル・アフタースクールを経営しているYukikoです!
さて今回のブログのテーマは「算数検定・数学検定は役に立つのか?」。
コトリバでも定期的に算数検定を団体受検会場として開催していますが、そもそも算数検定・数学検定がどういったものなのか、また、受検することのメリットはどのようなものなのか、解説してきたいと思います。

Yukiko
Yukiko

いまのところ私の経営するスクールでは、算数検定合格率100%です!

算数・数学の力量を測る客観的指標、それが数検

まず算数検定・数学検定がどういったものなのか、いろいろな側面から見ていきたいと思います。
まず算数検定や数学検定など各種検定問題は、検定内容および技能の概要を定めた「検定基準」に基づいて作成されています。以下、その特徴を上げていきましょう。

信頼できる客観的指標

全国共通の算数力・数学力の絶対評価指標ですから、算数・数学の学力を証明する基準の検定となっています。後述しますが、それぞれの級に当該レベルが示されているので受検の対策として学習を進めることで、学校での算数・数学学習をすすめていくうえで予習や復習、基礎固め、ひいては入学試験の受験対策にもつながります。

海外でも実施

日本国内はもちろん、フィリピンやカンボジア、インドネシア、タイ、ジャマイカなどでも実施され、海外でも高い評価を得ています。(公益財団法人 日本数学検定協会公式WEBサイトより)

検定はすべて記述で解答

解答形式はすべて記述式で、基礎力や応用力がきちんと身についているかどうか、解法を理解しているかどうかを解答に至るまでのプロセスを受検することでしっかりと確認することができ、思考力だけでなく、自分の考えを正しく伝えるチカラが身につきます。

算数検定合格者の顕彰

算数検定では、検定合格者に「合格証」が発行されますし、合格点に満たない場合でも、「未来期待証」を発行し、算数・数学の学習への取り組みが評価される工夫があります。

実用数学技能検定1~5級(数学検定)の場合

1次検定のみに合格すると計算技能検定合格証、2次検定のみに合格すると数理技能検定合格証、1次・2次ともに合格すると実用数学技能検定合格証が発行されます。

各級のレベル

さて算数検定・数学検定のレベル・難易度はどういったものでしょうか?

下記の表は「数学検定」の1級から、幼児・未就学児童が対象の「かず・かたち検定」までの相当する学年レベル。難易度を簡単にまとめたものです。

数検1級大学程度・一般
数検準1級高校3年程度(数学Ⅲ)
数検2級高校2年程度(数学ⅡB)
数検準2級高校1年程度(数学ⅠA)
数検3級中学3年程度
数検4級中学2年程度
数検5級中学1年程度
算数検定6級小学校6年程度
算数検定7級小学校5年程度
算数検定8級小学校4年程度
算数検定9級小学校3年程度
算数検定10級小学校2年程度
算数検定11級小学校1年程度
ゴールドスター10までの数がわかる
シルバースター5までの数がわかる

数学検定の検定料について

数学検定の受検料がどのくらいか、以下にまとめてあります。

個人受検や団体受検によって検定料は変わりますが、以下の表では「個人受検」の検定料に絞ってまとめていますが、9級から10級までは個人受検がないので、提携会場受検の検定料をしめしています。

階級検定料
数学検定1級8,500円
数学検定準1級7,300円
数学検定2級6,500円
数学検定準2級5,600円
数学検定3級4,900円
数学検定4,5級4,300円
算数検定6~8級3,200円
算数検定9~11級2,700円
かず・かたち検定2,700円

ちなみに数学検定・算数検定の検定料はここ数年で爆上がりしています。
2020年3月までの検定料は、例えば1級で5,200円でしたので、この4年間で163%、実に3,300円も値上げしています。
小学校1年生レベルに相当する、11級でも1,700円から2700円と1000円相当、159%の値上げとなっています。

算数検定・数学検定は役に立つのか?

さて今回の記事の中心的な話題に入ります。算数検定、数学検定は役に立つのか、というテーマです。

ネットでは様々な意見が挙げられていますが、例えば就職活動に役立つかと言われると一般的にはそれほどプラスには働かないようです。少なくとも履歴書に記入して、それが理由で就職に有利に働くことはまずもって難しいかと思います。

しかしながら、以下の2点では算数検定・数学検定が役に立つことがあります。

入試に有利に働く

実用数学検定協会のWEBサイトによれば、算数検定・数学検定の一定のレベルの級を有することで、全国の高等専門学校・高等学校・中学校1090校以上大学・短大・専門学校530校以上の学校で入試優遇制度が適用されるとのこと。
例えば、東京都にある目黒学院高等学校では推薦入試において、内申書に数検3級であれば「+1」、準2級であれば「+2」、2級であれば「+3」を加点するとあります。
大学の入試シーンにおいても、2級以上を取得していれば入試科目を一部免除したり(流通経済大学・総合選抜試験等)、出願資格の一つとして採用したり(国立・福島大・食農学類総合選抜入試)している大学があるようです。

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子どもの自信につながる

私たちが考える、数検を受検する最大のメリットは、子どもの自信につながることだと考えています。前述の通り、算数検定では、検定合格者に「合格証」が発行されます。きちんとした証明証・合格証の体裁を取っており、立派にみえます。

何より、学校や家庭以外の第三者的な機関から、しっかりとした形で力量を評価されることは、子どもたちにとって自信を育みます。

私のスクールでは、できるだけ、周りの子どもたちがいる場面で盛大に合格証の即席授与式を行うようにしています。これらの取り組みを通じて、受検者本人の自己肯定感にもつながりますし、周りの子どもたちにとっても刺激になっていくわけです。

さて今回は算数検定・数学検定について取り上げました。

とかく算数・数学は子どもたちが真っ先に挙げる苦手科目(もしかしたら大人も?)として捉えられがちですが、先行き不透明なVUCAとも言われる環境のもと、AI時代に突入している現代においては人間に求められるのは「考える力」や「創造力」で、子どもたちが学ぶ算数・数学は、そのようなスキルを養うための絶好のトレーニングになります。

算数の面白さに目覚め、そして算数を楽しみながら取り組めお子様にするためにも、算数検定・数学検定にチャレンジしてみてはいかがでしょう。

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