【最新NEWS】東京大学、2027年度より新課程「カレッジ・オブ・デザイン」を設置

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東京都でインターナショナル・アフタースクールを経営するYukikoです!
今回は気になる記事をご紹介したいと思います。
日本経済新聞に掲載された「東京大学、文理融合の5年制新課程 27年秋入学から創設」という記事です。

Yukiko
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今回は「文理融合」学部という、特に国立大学でトレンドとなっている新設学部について解説します!

東京大学の新学部とは?

記事の内容を見てみましょう。

東京大学は2027年秋に文理融合型で5年間一貫の教育課程を新設する方針を決めた。世界水準の研究職の育成を目指し、授業はすべて英語で行う。生物多様性や気候変動など解決が難しい課題に向き合う人材を育てる。秋入学とすることで世界中から優秀な学生の獲得をめざす。

新学部に相当する新たな課程の名称は「カレッジ・オブ・デザイン」。5年間で修士まで修了できる欧米の有力大を参考に、学部4年間と大学院修士1年間を合わせた5年制とする。

(日本経済新聞2024年2月19日)

ポイントは「文理融合型」であること、「秋入学」であること、「5年制」であることなど。短い記事の中に情報量が多い内容となっています!

東大の狙い

東大の新課程の入学定員は医学部(いわゆる理Ⅲ)と同規模の100人程度、そのうち半数は留学生とするとのこと。
記事中にあるように秋入学とすることで優秀な留学生の割合を高める狙いもありそうです。
現在、東京大学の学部留学生の割合は約2%。事実上の新学部「カレッジ・オブ・デザイン」は半数近くを留学生にするとしているので、かなり野心的な目標とも言えます。

また、東大の女子学生の割合は約2割ということなので、これも男女差の偏重が見受けられます。日本の最高学府の頂点にある東京大学として、このような現状は変えていきたいという思惑も透けて見えます。現に東大は2049年には学部留学生の比率を30%、女性教員比率を40%とする目標を掲げています。

他の大学への影響は?

さて、この東京大学における新しい動きによってどのような影響が考えられるでしょう。

文理融合学部の更なるトレンド化

1つ目は「文理融合」学部の新設や充実化が進展すること。

国公立大学では2017年ごろから「文理融合学部」の設置が話題となってきました。例えば2017年には新潟大学で「創成学部」、横浜国立大学で「都市科学部」など、人文科学や社会科学系の分野に自然科学系の学問などを取り入れる動きが広がりました。
以降も、旧帝国大学の一つ九州大学が2018年に「共創学部」を設置するなど、「文理融合学部」は国立大学改革のキーワードの一つとして注目を集めています。2015年に文部科学省が人文社会科学や教員養成の学部・大学院の縮小・統廃合を養成する方針を打ち出したことに対する大学側の対抗措置という側面と、社会ニーズに応えるという両面から「文理融合学部」の設置や転換のトレンドが生まれましたが、東京大学が新課程を設置することで、また一段とこのような流れが強くなりそうです。

9月入学の大学が増える?

2つ目には「秋入学」を掲げる大学が増える可能性があること。
よく知られた話として、海外では秋入学が主流だということは皆さんご存知かと思います。

実はもともと日本では明治時代初期、西洋の教育が導入された影響もあって9月入学が主流でした。
しかし、1886年に時の政府が4月~3月までを一区切りとする「年度」を導入したことの影響もあって、小学校や師範学校の入学時期が4月となり、大正時代には高等学校・大学も含めて4月入学になったようです。

東京大学の新設学部が秋入学になり、目論見撮りに優秀な海外留学生を獲得できるようになれば、有力大学の中でも追随する動きが出てきそうです。
これまでは就職の兼ね合い(4月入社が主流のため、秋入学とするには採用スケジュールや各種公務員試験の日程の調整が必要)や、会計年度の調整の必要性から、秋入学の是非が問われつつもなかなか実現に至らなかった状況が、東大の新課程の成否によっては劇的に変化するかもしれません。

文理融合学部で期待される「学び」

社会のグローバル化やICT(情報通信技術)の急速な進展によって、従来型の文理分けされた教育だけでは、VUCAな時代をリードしていく優秀な人材を育成することは難しいでしょう。
最近話題となっているChatGPTなどに代表される人工知能(AI)の進歩には、当然のことながら「ビッグデータ」の活用が不可欠となり、そこには理工学的なスキル以外にも、人文社会科学的な分析の視点も求められています。
東大の新課程の設置発表はそのような時代背景からすると、むしろ必然的な動きなのだと言えるでしょう。

私たちはアフタースクールで小学生の子どもたちの放課後を充実したものにするために、様々な学びを提供していますが、文系・理系にとらわれないレッスンを設置しています。
これからの子どもたちに必要な学ぶという観点で、今まで以上に、求められるスキルが育まれるような環境を用意していきたいと思います。
またこのブログの読者様は、お子様に学びを与える際、文系・理系をまたにかける学習を心がけるといいかもしれませんね!

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